🏦融資の基本を知る

• 利息は額で考える！500万円・年利3%なら1日たった410円
• タイミングを逃さない資金調達が成長のカギ
• 銀行は困っているときには貸してくれない

🔍 取引銀行の選び方

• 年商1億以下 → 広島信用金庫・広島市信用組合
• 年商1億超 → 地方銀行（広島銀行やもみじ銀行など）
• 日本政策金融公庫（広島支店）は必須！

📊決算対策と融資戦略

決算書は融資の生命線！適切な利益計上が重要です

📝 貸借対照表のチェックポイント

• 現金が多額だと注意（明確な理由を説明できること）
• 売掛金・受取手形：不良債権の疑いを持たれないよう明細を準備
• 棚卸資産：不良在庫・架空在庫に要注意
• 貸付金：銀行が最も嫌う科目。明確な返済計画を示す

📈 損益計算書の改善策

• 収入はなるべく上に計上（定款の事業目的を確認）
• 特別損失の活用（役員退職金、不動産取得税など）

📝融資申込みの流れ

融資は赤字転落前に申し込む！

🗓 ベストタイミング

• 税務申告終了時が最適
• 決算報告時に試算表2ヶ月分・資金繰り表を準備
• 融資依頼書で目的を明確に

💬 銀行からの質問対応

• 「なぜ当行に？」→ 会社に近いから（自然な回答）
• 「他行の条件は？」→ 積極的に開示が◎
• 「融資できない場合は？」→ 「まずは御行で。もしダメなら他行に申し込む予定です」
• 「希望通りの額で融資できないとなったら？」→「余分なお金を借りようとしているわけではないので、ぜひとも満額で。」

💰賢い融資活用術

💡 短期継続融資のメリット

• 手形貸付・当座貸越で期日一括返済
• 更新で実質的な借りっぱなし状態が可能
• 経常運転資金には毎月返済方式より有利

🔄 折り返し融資のテクニック

• 3分の1返済時が借り直しのタイミング
• 一括返済して借り直すパターンが望ましい
• 黒字のときこそ折り返し融資のチャンス
• 融資は完済しない（借金は信用になる）

📈経営計画と資金繰り

銀行は計画性を重視します！

📊 資金繰り表の活用

• 定期的な提出で融資を受けやすく
• 予定と実績で1年分作成
• 毎月の試算表完成時に更新

📝 経営計画書の作成

• 経営理念・経営方針を明確に
• 外部環境・内部環境分析（SWOT分析）
• 経営課題の特定と行動計画
• 損益実績3年＋計画5年

🔑経営者保証と一本化

🛡️ 経営者保証を外す条件

• 法人と経営者の財布を明確に区分
• 財務基盤の強化（債務償還年数の改善等）
• 毎月の試算表作成と定期的な情報開示

🔄 複数融資の一本化

• 返済スピードを適正化できる
• 業績好調時こそ一本化のチャンス
• 保証付きをプロパー融資で一本化で保証料返金も

🚀創業融資・特別制度

💼 創業融資の活用

• 日本政策金融公庫（広島支店）がおすすめ
• 自己資金は融資額の10分の1以上必要
• 実際には自己資金の2〜4倍が融資上限

🏆 マル経融資（小規模事業者経営改善資金）

• 無担保・無保証で低金利（約1.2%）
• 広島商工会議所・商工会の推薦だから審査通りやすい
• 従業員20人以下（商業・サービス業は5人以下）
• 1年以上の事業実績が必要

💹金利交渉と情報活用

💬 3つの金利交渉法

• 他行金利：複数行取引の優位性を活用
• 実質金利：預金との差で交渉（預金残高増で有利に）
• 貸出約定平均金利：日銀公表データを参考に

🔍 情報ツールの活用

• 金融仲介機能ベンチマーク：銀行の経営者保証解除姿勢を確認
• RESAS（リーサス）：官民ビッグデータで事業性評価向上
• 帝国データバンク：銀行が参照する信用情報をチェック